中堅社員へおすすめ~ザ・ラストマンを読んだ感想~

/ 12月 3, 2022/ 情報

会社の上司からおすすめされた本です。

自身が中堅社員の研修を受け、部下が増えたタイミングで本を渡されました。

役割とかやることは何となく分かったけど、大丈夫かな?という状態でしたが、この本を読んで勇気づけられた時の感想を書きたいと思います。

どんな本

日立を危機的状況からV字回復させた川村氏が、業績の向上や会社の成長に必要な取り組みや意識について述べた本です。

本書を通じて会社員として経営者視点で物事をどう捉え、どのような意識をもつ必要があるか考えていきます。

存続の危機などの非常時を除き、会社は現状維持を望む傾向にあるが、平時こそ構造改革の意識が必要である、と著書で述べています。

平時の意識として必要なのは、日頃から会社の数値などのデータを読み、外部環境の変化、ライバル社の情報、現場の情報を素早く収集し手を打つことです。

現状問題が発生していなくても将来的に発生する可能性が高い課題に手を打ち、必要であれば会社に提案する意識が必要だと思いました。

今現状の課題だけでなく、将来的な課題に対して計画を立てることの重要性を示していました。

その点、周りの会社員を見回すと、将来的な課題を認識し動いている人は少ないのではないでしょうか。

最後の責任は自分がとるという「ラストマン」精神を持つ

筆者は、最後の責任は自分がとるという「ラストマン」精神を、経営者だけでなく社員全員が持つことを重要視しています。

ラストマン精神が会社の業績回復や成長に大切であるからです。

部下をもつ自分の業務に置き換えるとどうか

自身のラストマン精神を高めることはもちろんですが、部下にいかにラストマン精神を醸成するかが大切です。

個人や各部署の質が業績全体に影響を与えることを鑑みると、一人ひとりに他人ごとではなく、自らの力で会社や社会を良くしていこうという意識を高める必要があります。

当時の私の業務はルーティン業務も多く、マニュアルが充実しているため、自身で決断し実行する機会が少ない状態でした。

ラストマン精神を醸成するには、自身で決め実行する機会を増やしていこうと思いました。

上司としての覚悟

私自身は、部下に「責任は私がとるからやってみよう」といかに言えるかそして、任せるところは任せる、この点を意識して業務に取り組んでいきたいと思えました。

ラストマン精神を強く感じる言葉として「会社に食べさせもらうのではなく自分が食べさせる」があります。

会社が潰れてしまうと従業員の仕事が無くなり、食べさせていく事ができなくなることが強く想像できます。

上司としての「覚悟」を後押ししてくれる一冊です。

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