高知県ナスの代表種「土佐鷹」とは?ナスの魅力について解説

/ 3月 16, 2023/ 農業・畜産

高知県は北は四国山地、南は足摺岬と室戸岬が太平洋に伸び、温暖で降水量と日照時間に恵まれた場所です。温暖な気候を活かし、高知県はナスの生産量が日本一を誇ります。ナスといえば夏野菜というイメージがありますが、高知県では促進栽培が盛んに行われ、一年中ナスを生産することができます。今回はナスの魅力に加え、高知県のナスを代表する「土佐鷹」を紹介します。

ナスに含まれる栄養分とは?期待される効果を解説

ナスに含まれている主な栄養分を解説します。

・カリウム
カリウムは夏バテを予防したり、高血圧の予防、むくみを解消する効果があります。

・ポリフェノール
ナスの鮮やかな紫は、ポリフェノールによるものです。ポリフェノールには抗酸化作用があり、免疫力の向上やがんの予防効果が期待されます。

・食物繊維
食物繊維が多く含まれており、便秘の予防や改善だけでなく、血糖値の上昇を緩やかにするため、生活習慣病の予防に役立ちます。

ナスの栄養分を逃さない調理方法とは?

栄養分をたくさん含んだナスですが、調理方法や加熱の仕方を誤るとせっかくの栄養が失われてしまいます。
ナスを調理する際は、きちんとしたやり方で行いましょう。

・皮は剥かない
ナスの皮には多くの栄養分が含まれます。そのため、ナスは皮を剥かずにそのまま食べるのがおすすめです。

・アク抜きは10分だけ
ナスはアク抜きをしなくても食べれます。長時間水にさらすと、水溶性の栄養素が落ちてしまうでしょう。そのため、長くても10分ほど水にさらすのが望ましいです。

・煮る、茹でるより「揚げる」
水を使うと水溶性の栄養分が逃げるので、揚げて栄養分を閉じ込めるのがおすすめです。油でナスの表面をコーティングすれば、栄養分が逃げにくくなります。

高知県ナスの代表種「土佐鷹」を紹介

ナスの生産量が日本一の高知県。そんな高知県のナスを代表するのが「土佐鷹」という品種のナスです。土佐鷹は、アクが少なく、柔らかい食感なのが特徴です。艶のある鮮やかな紫色で、水分が飛び出しそうなほど張りがあります。漬物やサラダに適していますが、高知県の地元ではナスのタタキが人気の食べ方です。

高知県では一年中ナスを食べることができるので、気になった方はぜひ「土佐鷹」をチェックしてみてください。

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