ビジネスマンに必要な鋼のメンタル
最近のSNSやネット記事のコメントでは、匿名の悪意あるコメントで溢れかえっています。
また、最近に限らず、老若男女昔から問題になっているのが「いじめ」。
匿名の悪意あるコメントや、いじめに傷つく人は、大多数存在するのではないでしょうか?
そんな中、本屋で見つけた本が、「鋼のメンタル」でした。
鋼のメンタルを本屋で見つけて
この本は、百田尚樹さんという60代の男性作家さんが書かれた本です。
小さくて薄い本なので、気軽に読めそうと思い手に取りました。
私は女性ですが、年代も性別も違う男性の意見を聞くことはそうそうないので、良い機会になると思い購入しました。
この本が推奨する鋼のメンタルとは
まず、「撃たれ弱さは鍛えられる」ことや「悩みがあることは余裕がある証拠」というようなことが書かれていて、それらの内容を読んでいると勇気が湧いてきます。
私自身も、時間に余裕があるときに限ってくよくよ悩んだり先のことを心配して暗くなったりしてしまうからです。
また、会社で言いたいことを言えない人が増えているそうですが、この本に書かれているように、言いたいことを言ったからといって命まではとられないという気持ちでいれば、余計な苦しみを自分に与えることもないかもしれません。
この本では、これら以外にも様々な「鋼のメンタル」になるための考え方が書かれており、読んでいるだけでも心が強くなっていうような気がします。
私が一番共感した内容とは
本の趣旨とはずれますが、10年以上前から流行っている考え方の中に「スピリチュアル」というものがあります。
スピリチュアルでは、「愛」や「許し」などキラキラした言葉が並べられ、怒りや憎しみが否定されているケースが多々あります。
しかし、鋼のメンタルの著者である百田さんは、そんなスピリチュアルとは真逆で、「他人の悪口は大いに言うべし」と書かれています。
昔はスピリチュアル好きだった私も、今やどちらかというと百田さんの意見寄りです。
いい人になろうとか、怒りを持つのがいけないことだと、自分を律することはたまには良いことですが、あまり度が過ぎると自分を苦しめるだけだからです。
世の中には悪い人はたくさんいるので、怒りを全く持たずに生活するのは、人間として不可能です。
表向きだけ着飾って中身がドロドロより、百田さんの言うようにきちんと外に向かって表現することが大切と感じました。
まとめ
現代人は、いつも周りの目を気にして言いたいことを言えず、他者からのバッシングにクヨクヨ思い悩んでしまう・・・そういう状況にあるように思います。
また、いい人になろうとか美しい言葉ばかりを並べようとして、自分を偽ってしまう人も多いです。
そういう人は鋼のメンタルを読んで、60代男性の強さを学び、自分に真似できそうなところがあれば、積極的に自分の行動の一部に取り入れてみるのも良い方法かもしれません。
この本は、老若男女誰でも読めますが、特に職場ストレスに悩まされる、30代以降のサラリーマンにお勧めできる本だと思いました。