今治市の主力産業!造船業はどんな内容なの?その実力を紹介

/ 4月 24, 2023/ 仕事

今治市は、古くから様々な産業で栄えてきました。
その中でも特に大きな産業となっているのが造船業です。
今回は、今治市の主力産業でもある造船業についてどのようなものなのかを解説していきます。

国内シェア2割!今治市の造船業

今治市には主な造船会社が14社も存在します。
大手造船所における今治の事業所や今治の地元造船所など様々な造船所が沿岸部でドックを構えて日々造船業が運営されています。
それだけの規模を持つ今治市の造船事業は日本の国内シェアの2割を占めており、国内でもトップクラスのシェアを誇っているのが事実です。
さらに船用の機器を製造する企業が大小合わせて160社を数え、関連の産業も盛んな地域です。

このように非常に造船業が盛んな地域として発展してきました。

造船業が盛んなだけでない今治市の実力

造船業が盛んということは、その船を運航する企業も多いことを意味しています。
それは今治市も例外ではありません。
実際に、船主と呼ばれる船を運航する会社の数が約70社を数え、これは日本国内でもトップクラスです。

さらに所有する外航船の数は日本全体の約4割という日本屈指の企業数を誇ります。
その規模は世界的にみても多く、ギリシャ、香港、北欧といった開運が盛んな地域と肩を並べる規模です。

なぜ今治市で造船業が発達した?

大阪や神戸、あるいは横浜であれば造船業が盛んというのもうなづけます。
しかし、なぜ愛媛県の地方都市が国内有数の造船業が盛んな地域になったのでしょうか。

その理由は塩です。
中世から瀬戸内海は塩を作る場所が多く、その塩を全国に出荷していました。
この運搬に利用されたのが船舶です。
そして、塩の一大出荷拠点となったのが現在の今治市なのです。
船が集まれば、それだけ船を修理したり、追加で作ったりといった事業も発達します。

そういった背景から、徐々に造船業が盛んになりました。

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